成瀬炎上!4回一挙7失点

[ 2008年3月15日 06:00 ]

<ロッテ・ソフトバンク>4回に一挙7点を奪われた成瀬は不満そうな表情でベンチへ戻る

 【ロッテ4-12ソフトバンク】突然の乱調だった。4回1死まで快調に飛ばしたロッテ先発・成瀬の顔がゆがむ。連続四球を与えてから5連打。2死後、仲沢にも遊撃内野安打を許し、主力級を温存したソフトバンクにまさかの一挙7失点だ。

 「投球時に頭が突っ込んで、バランスを崩して…。修正できなかった。不安と言えば不安」。紅白戦からの連続無失点は14回1/3でストップ。加えて自己ワースト失点ではショックも当然だ。北京五輪予選までフル回転した昨季の疲れを取り除くため、キャンプはスロー調整。結果を残しながら口にしていた投げ込み不足の不安が開幕前最後の登板で出てしまった。それでも志願の続投となった5回は「感覚をつかめて修正できた」と3者凡退。「悪いところは分かった。直していきたい」。昨季最優秀防御率、最高勝率の2冠左腕は“失態”を良薬にして開幕に備える。

 <ソフトバンク 若手で成瀬攻略>昨年のCS第3戦で零敗を喫した成瀬を攻略した。松中、多村、川崎、柴原を休養させたが、4回に若手が5連打と大爆発。王監督も「うまくつながったよね」と目を細めた。13日のヤクルト戦で2三振した井手はステップを小さく修正し3安打2打点。大村の開幕までの合流が微妙な中、左翼の代役を任されている24歳は「自信にはなったけど、まだ、謙虚にいかないと」と気を引き締めた。

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2008年3月15日のニュース