“早めの勝負”裏目…松坂4回2失点

[ 2008年3月15日 10:09 ]

オリオールズ戦で打球をさばくレッドソックスの松坂

 レッドソックスの松坂大輔投手は14日、フロリダ州フォートマイヤーズで行われたオリオールズ戦に先発し、4回を投げ、ソロ本塁打を含む4安打2三振で2失点だった。チームは7回途中降雨コールドゲーム、7―4で勝った。

 開幕まであとわずか。松坂は同じ東地区のオリオールズを相手に、実戦を意識した登板だった。この日は「ストライクを先行させ、勝負を早める意識で投げた」と言う。100球程度で交代を命じられるメジャーでは球数を減らす工夫が完投、完封につながる。ツーシームの習得など、今季は効率よく打者を抑えることがテーマだ。
 ただ、簡単にはいかない。先頭打者のレドマンは2球で追い込んだが、カットボールを右前に運ばれる。4番ハフにはフルカウントから甘い速球を適時打された。「次回は立ち上がりに気を使って投げたい」と話したが、3回は2死で迎えたモーラにソロ本塁打を浴びる。4回で53球を費やし、2失点の内容に表情はさえなかった。
 出産に立ち会いたいという第2子誕生を間近に控え、東京ドームでの開幕戦に行けるかどうかは微妙。米メディアから日本行きについての質問が続くと、困惑した様子で「(登板する)場所が変わっても選手がやることは変わらない」と慎重に言葉を選んで答えていた。(共同)

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2008年3月15日のニュース