スキ無し渡辺俊 成瀬、小林宏に続いた

[ 2008年3月10日 06:00 ]

<阪神・ロッテ>4回パーフェクトの渡辺俊(右)とタッチをかわすバレンタイン監督

 【ロッテ3―0阪神】盤石。文句なしだ。3度目のオープン戦登板となったロッテ・渡辺俊が、4回パーフェクトの快投。金本以外ほぼベストオーダーだった虎打線を手玉に取り「主力が出ると聞いていたので、シーズンと同じ調整をしてきた。思い通り。うまくいった」。打者12人から4奪三振。外野へ飛んだ飛球は2つだけと、思うようなスイングをさせなかった。

 球速の幅は97キロのカーブから125キロの直球まで。「シンカーとカーブがよかった。真っすぐはまだ力が伝わっていないかな。でも、試したいことは全部試せた」。試合前の調整法も変更。これまでマッサージを挟んで2度のアップを行っていたが、アップを1度と余裕のあるものに変更。「メジャーもそうだと聞いたし、すごくしっくりきた。きょう一番の収穫」と笑顔で話した。
 開幕投手候補の小林宏が6日の中日戦で5回無失点。前日の横浜戦で成瀬が4回1/3をゼロに抑え、渡辺俊も続いた。「こないだ3点取られてるし、防御率10何点(実際は5・40)じゃかっこ悪いしね」。この3本の矢で20日からの前年覇者との開幕カードに臨む。打倒日本ハムへ、ロッテ先発陣はまさに盤石だ。

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2008年3月10日のニュース