イチロー19打数無安打

[ 2008年3月10日 09:28 ]

自己ワーストのオープン戦7試合連続無安打に終わったマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチロー外野手は9日、アリゾナ州メリーベールで行われたブルワーズとのオープン戦に「1番・中堅」で出場、3打数無安打だった。内容は中飛、遊ゴロ、二ゴロで、オープン戦の連続無安打は自己ワーストの7試合、19打数になった。チームは0―2で敗れた。

 ≪今は調整期間?≫イチローにヒットが出ない。9日のブルワーズ戦でも音無しで、連続無安打の自己ワースト記録は7試合、19打数となった。しかし、イチロー本人とその周囲からは深刻さが伝わってこない状況だ。
 移動のバスを待つ敵地ロッカールーム。控え捕手のバークから「公式戦のために(ヒットを)取り置きしてるんだろ?」と声を掛けられたイチローの顔から白い歯がこぼれた。前日のアスレチックス戦後は、マクラーレン監督が「まったく心配していない。公式戦では250本打つんじゃないか」と冗談を飛ばした。
 通算打率3割3分3厘は現役大リーガートップ。シーズン平均227安打を記録してきた安打製造機も、ひょうひょうとした態度を崩さない。オープン戦はあくまでも調整期間。そんな当たり前のことをイチローは極端なかたちで示そうとしているのか。
 ワールド・ベースボール・クラシック開催の2006年をのぞいたオープン戦での最高打率(4割3分7厘)は2005年にマークした。だが同年の公式戦では自己最低の3割3厘。現在の0割0分0厘が暗示するものは…。(共同)

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2008年3月10日のニュース