肖像権裁判 選手会は上告へ

[ 2008年3月10日 06:00 ]

 ゲームソフトやカードで使われるプロ野球選手の氏名、肖像を使用する許諾権が球団側にないことの確認を求めて訴訟を起こした労組・選手会の宮本慎也会長(37=ヤクルト)ら計33人が、控訴を棄却した知財高裁の判決を不服とし、10日に最高裁へ上告することになった。日本プロ野球組織がゲームソフトでの肖像権使用を特定のゲーム会社と独占契約したことを受け、選手会が02年に提訴。06年8月の東京地裁判決で敗訴した選手会が控訴し、今年2月25日に知財高裁は一審判決を支持して選手側の訴えを退けていた。宮本会長は「いろいろな準備をしている。却下されることもあると思うが、やるべきことを最後までやろうということです」と説明した。

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2008年3月10日のニュース