松坂、3ラン浴び3回3失点

[ 2008年3月10日 09:16 ]

ドジャース戦で3失点、フランコナ監督(左)にボールを渡し降板するレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂大輔投手は9日、フロリダ州ベロビーチで行われたドジャースとのオープン戦に先発で3回0/3を投げ、3点本塁打を浴び3点を失った。内容は3安打3四球5三振。チームは0―4で敗れた。

 ≪甘かった速球の制球≫本人が一番よく分かっている。松坂は4回途中まで3失点に「良い部分と悪い部分がはっきり出た」と冷静に振り返った。課題の速球の細かな制球は、この日ももうひとつだった。1回、甘い速球を二塁打され、四球でピンチを広げた。2死から、シュート回転で真ん中に入る速球を、3年目のケンプにとらえられ3点本塁打を許した。「ホームランを打たれたのは、シーズン中は絶対投げてはいけない球。そんなことは百も承知」と唇をかんだ。
 4回は、先頭の打者に四球を与えて降板した。「3回で(交代だと)気持ちを切ったのに、あと5球投げてくれと言われた」と驚いた様子。首脳陣はイニングとイニングの間の調整を経験させるため4回の予定だったとしており、意思疎通の面でも悪い部分が出た。
 変化球は鋭かった。2005年に本塁打、打点の2冠を獲得しているA・ジョーンズをカーブで三振。多彩な変化球を有効に使って5三振を奪った。「悲観的になる必要はない。公式戦までに全球種の精度を上げていく」と胸を張った。(共同)

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2008年3月10日のニュース