ベケット腰痛める 開幕ローテに不安

[ 2008年3月10日 06:00 ]

試合前の投球練習中に腰痛を訴えるベケット。左は捕手のバリテック

 レッドソックスの先発陣に暗雲が立ちこめた。昨季20勝を挙げたエースのジョシュ・ベケット投手(27)が、8日のマーリンズ戦で試合前の投球練習中に腰を痛め、先発を緊急回避。自力で歩いてベンチまで引き揚げたが「検査結果が出るまで待つしかない」と広報を通じて出したコメントは慎重だった。

 本来ならば25日に東京ドームで行われるアスレチックスとの開幕戦先発が濃厚。しかし、検査結果次第では腰への負担がかかる飛行機での長距離移動を避け、国内で調整する可能性は高い。その場合、開幕投手には第2戦が予想されていた松坂が繰り上がるのが妥当だが、松坂自身も倫世夫人の出産を控えているため、帰国できるかは未定。既にシリングは右肩痛で前半戦絶望。最多勝右腕のアクシデントにフランコナ監督も「すべては結果が出た後」と厳しい表情だった。

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2008年3月10日のニュース