稀勢の里 山響部屋開きで横綱土俵入り 山響親方「まさか自分の部屋で…」

[ 2017年6月4日 14:32 ]

 左上腕付近の負傷で大相撲夏場所を途中休場した横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が4日、東京都江東区の山響部屋の部屋開きで雲龍型の横綱土俵入りを披露した。

 山響部屋の前身の北の湖部屋には一時、木瀬部屋の力士が在籍したことがあり、今回は木瀬部屋に所属する幕内・宇良、徳勝龍がそれぞれ太刀持ちと露払いを務めた。稀勢の里は夏場所の5〜10日目に使用した茨城県牛久市の郷土後援会から贈られた化粧まわしで臨み、夏場所10日目以来、12日ぶりとなる土俵入りを力強く行った。

 稀勢の里は午後から茨城・鹿島神宮での土俵入りのために、すぐに移動。山響親方(元幕内・巌雄)は「まさか自分の部屋で(土俵入りを)してもらえるとは思わなかった。うれしい」と感慨深げ。初めて太刀持ちを務めた宇良は「(太刀持ちの)映像は見た。緊張したがうれしかった」と感想を語っていた。

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2017年6月4日のニュース