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“若手の手本”宮里藍がまいた種 これからも芽を出し花が咲き誇るはず

宮里藍
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 「尊敬しているゴルファーはいますか?」。ジュニアゴルファーにそう聞くと、8割の確率で「宮里藍さん」と返ってくる。藍ちゃんフィーバーの中でゴルフを始めた今の10代から20代前半のゴルファーは、その親しみやすく明るいキャラクターに引きつけられ、非凡なショートゲームのセンスに魅せられた。技術だけでなく、その立ち振る舞いもプロを目指す若手のお手本だった。

 16年日本女子オープン優勝の畑岡奈紗はプロ転向後、日本ツアーではなく米ツアーを主戦場に選んだ。「藍さんのようなプロになりたい」という畑岡は宮里が米ツアーで優勝を重ね、10年には世界ランキング1位に上り詰めた姿をリアルタイムで見て育った世代。体が小さい日本人でもショートゲームで勝負し、戦える。もしかしたら、自分もできるんじゃないか。1メートル55と小柄な宮里が歩んだ道が畑岡ら若手にとっての指針となった。

 実績とそれに裏打ちされた技術だけではなく、振る舞いも最高の教科書だった。ツアー史上最年少優勝記録を持つ勝みなみには優勝直後にメディアの取材が殺到。勝が出場する試合はプロアマ問わず報道陣が詰めかけるほどだった。街中で声をかけられることが多くなり、帽子とめがねで変装することもあるという。窮屈な思いもしたはずだが、いつも明るく元気に取材に応じた彼女のロールモデルもまた宮里だった。「宮里藍さんもそうしていたと思うから。いつも明るくてハキハキしているところを尊敬しています」。 

 宮里自身は若手のロールモデルになっていることについて「うれしい。でも、それだけ私も年を取ったということかな」といたずらっぽく笑って謙遜した。若手の良い手本であろうという意識はこれっぽっちもなかったのだろう。それでも、畑岡や勝の優勝は、宮里がまいた種が芽を出しつぼみをつけ、ついに満開の花を咲かせた瞬間だったように思う。今後も、宮里の功績を彩る花が咲き誇る時が来るに違いない。(記者コラム・井上 侑香)

[ 2017年6月4日 11:20 ]

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