日本 韓国下す、東京五輪への第一歩 富樫チーム最多12得点

[ 2017年6月4日 05:30 ]

バスケットボール男子東アジア選手権第1日 ( 2017年6月3日    長野市ホワイトリング )

<日本・韓国>第1クオーター、シュートを決める富樫(右)
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 1次リーグA組で、日本は韓国に78―72で競り勝った。ポイントガードの富樫勇樹(23=千葉)がチーム最多の12得点を挙げる活躍で、20年東京五輪へ向けた最初の公式戦を白星で飾った。今大会出場6チーム中上位5チームが8月のアジアカップ(レバノン)の出場権を獲得する。

 73―72と1点差に迫られた第4Q残り40秒。ボールを託されたのは1メートル67の富樫だった。ドリブルで仕掛けるふりをしながら、相手が引いたところで、すかさずジャンプシュート。勝負を決定づける貴重な1本を沈めた司令塔は「チームのために決めようと思った。入ってよかった」で胸をなで下ろした。

 初年度のBリーグは1週前に終わったばかり。その盛り上がりを引き継ぐように、会場には4000人以上のファンが駆けつけた。「体力的にきついところはあったけれど、たくさんのファンの前で勝ち切れてよかった。五輪へ向けた第一歩だと思っている」。主力数人が来日していないとはいえ、公式戦で韓国に勝つのは09年東アジア大会以来8年ぶり。劣勢だったリバウンドなどに課題も残したが、新生アカツキファイブは上々のスタートを切った。

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2017年6月4日のニュース