マリー デルポトロとの激闘制す「1つポイントを取るにも大仕事だった」

[ 2017年6月4日 07:29 ]

テニス全仏オープン第7日 男子シングルス3回戦   マリー3―0デルポトロ ( 2017年6月3日    パリ・ローランギャロス )

観客の声援に応えるマリー
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 世界1位のアンディ・マリー(英国)がデルポトロ(アルゼンチン)との2時間53分の激闘を7―6、7―5、6―0で制した。

「今日のコンディションが凄く遅くて、重かった。1つポイントを取るにも大仕事だった。第1セットを取ったのがいろいろな意味で大きかった」

 昨年はリオ五輪決勝、デビス杯で死闘を演じた両者。今回も激しいつばぜり合いだった。特にマリーも勝因に挙げた第1セットは、1時間25分のマラソンマッチとなった。

 A・マリーはデルポトロに先行されながらもセットポイントをしのぎ、タイブレークに持ち込んで辛くもこのセットを奪った。互いにチャンスがあったタイブレークのスコアは10―8。「セットの終盤に向けて次第に良いプレーができるようになった」とデルポトロ寄りの流れだったこのセットを取ったことで相手に大きなダメージを与えた。

 第2セットもプレーのレベルを落とさずに連取し、第3セットは気持ちの切れたデルポトロに1ゲームも与えなかった。

 全仏初優勝に向けて3回戦で早くも訪れた大きな難関を乗り越えた。「4大大会の早い段階でデルポトロと当たるのは大変。でもその分、集中力が高まるし、スイッチが入れられる」と引き締まった表情を見せた。

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2017年6月4日のニュース