手負いのチームで銅メダル 井上監督「自分自身を信じて闘った」

[ 2013年9月2日 10:56 ]

柔道世界選手権最終日

(9月1日 リオデジャネイロ)
 日本男子は90キロ級の西山を負傷で欠き、4人での戦いを強いられた。何とか銅メダルを確保し、井上監督は「選手が自分自身を信じて闘った」とうなずいた。

 手負いのチームで21歳の金メダリスト、大野が輝いた。3位決定戦の韓国戦で豪快な内股を決めるなど4連続一本勝ち。個人戦と合わせると全10試合で一本勝ちとなり「疲れて技の切れがなかったが、我慢して勝てた」と汗をぬぐった。国際柔道連盟のビゼール会長も「一本を狙う姿勢と鋭い技。本当に素晴らしい」と絶賛の活躍だった。

 個人戦は後半の重い4階級でメダルがなく、団体戦も優勝は逃した。初の世界選手権の指揮を終えた井上監督は「多くのことを学んだ。また新たなスタートを切る」と前を見据えた。(共同)

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2013年9月2日のニュース