矢野追い上げ連続3位 あと1ラウンドあれば…

[ 2013年9月2日 06:00 ]

最終日、通算9アンダーで3位の矢野東。18番をパーでまとめギャラリーの声援に応える

男子ゴルフツアーVanaH杯KBCオーガスタ最終日

(9月1日 福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7150ヤード、パー72)
 最終日ベストスコアの66で回った矢野東(36=フリー)が通算9アンダーで23位から3位に食い込んだ。腰痛に悩まされながらも2週連続の3位で賞金ランクも急浮上。この2試合で64位から37位とし、復活間近を印象付けた。S・J・パク(27=韓国)が54ホールの短縮競技を制し、通算12アンダーで初優勝。3人が並ぶ首位で出て、4バーディー、1ボギーの69で回り、2位に2打差を付けた。ベサンムン、金亨成に続き、韓国勢が大会3連覇をした。

 もう1ラウンドあれば…。矢野の心の声が聞こえてきそうだ。関西オープンに続き2週連続で悪天候による54ホールの短縮競技。ともに好スコアを叩き出したところで競技は終わった。とはいえ連続3位に素直に喜ぶ。開幕前に発症した椎間板ヘルニアを抱えながらの成果に「正直、腰が怖い。痛み止めを飲んでいた。痛みがなくならない中で凄くいいゴルフができた」と目を輝かせた。

 ショットは切れパットは輝きを取り戻した。「短いのを外してもミドルパットが入る流れができている」。14番で6メートル、17番は3メートルのバーディーパットを沈めた。7バーディー、1ボギーの66は雨が降ったこの日のベストスコアタイ。ゴルフ界きってのイケメンは「まだ、たったの2週。こういうのが続けば」と慎重だが、4年間遠ざかる勝利は確実に近づいている。

 ▼3位・藤本佳則 流れが良くなかった。もう少しラッキーなショットやパットがあれば。S・J・パクは大きなミスをしなかった。(1バーディー、1ボギーの72で伸ばせず、今季初Vならず)

 ▼6位・池田勇太 ティーショットがラフに入った。雨でラフからはしんどかった。ボギー先行から盛り返したが後半はチャンスにつかなかった。(5バーディー、3ボギーの70にサバサバ)

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2013年9月2日のニュース