沙羅V 濃霧中断も何の!成長見せた

[ 2013年9月2日 06:00 ]

女子で優勝した高梨沙羅(左)と男子で優勝した葛西紀明

ノルディックスキー 妙高サマージャンプ大会

(9月1日 新潟県妙高高原赤倉シャンツェ(HS100メートル、K点90メートル))
 女子は高梨沙羅(クラレ)が1回目に96・5メートル、2回目に最長不倒の99・5メートルを飛び、合計259・0点で初優勝した。伊藤有希(土屋ホーム)が245・5点で2位に入り、3位は小浅星子(ライズ)だった。男子は41歳の葛西紀明(土屋ホーム)が1回目97メートル、2回目に最長不倒の100・5メートルをマークして合計269・0点で快勝した。

 高梨は6位だった11年世界選手権からの成長を示した。当時と同様に濃霧で中断を挟み、2回目を飛ぶまで約3時間もの間隔があった。それでもヒルサイズに50センチと迫り、テレマークも不完全ながら入れた。視界が不明瞭なため踏み切りは2回とも遅れたが、空中では体が突っ込まないように我慢して後半の伸びにつなげた。右膝を手術したライバルのサラ・ヘンドリクソン(米国)には「早く帰ってきてほしい」とエールを送った。

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2013年9月2日のニュース