リーグ最多自ら更新　上野完封で１７４勝目

日本女子ソフトボールリーグ ルネサスエレクトロニクス高崎３―０太陽誘電

（9月1日）
　３会場で６試合が行われ、ルネサスエレクトロニクス高崎の上野由岐子（３１）が太陽誘電に３―０で完封勝ちし、通算１７４勝目を挙げた。前日３１日に達成したリーグ最多勝記録を自ら更新した。開幕から全勝を続けていたトヨタ自動車は新加入した豊田自動織機のケイラニ・リケッツ（２２＝米国）に２安打に抑えられて零敗を喫し、連勝が１２でストップした。

　ルネサスエレクトロニクス高崎はともに本社が群馬県高崎市にある太陽誘電との“高崎ダービー”を制した上野は「やっぱり負けてはいけない試合だったので結果には満足」と笑顔を見せた。新記録に沸いた前日のことは忘れ、新たな気持ちで臨んだ上野に味方打線も応えた。峰の適時打で先制すると２回には中野、大工谷の連続本塁打で追加点を奪った。上野は２度の雷での中断にもペースを乱されることなく３安打に抑えて通算８１回目の完封勝利。通算１７４勝目のこの日、２００勝に話題が及ぶと、「１勝でも多く、１年でも長く投げ続けていきたい」と語った。