クルム伊達4日連続勝利 単に続いて複も3回戦進出

[ 2013年1月19日 06:00 ]

女子ダブルス2回戦でサーブを放つクルム伊達

全豪オープンテニス第5日

(1月18日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 クルム伊達が自身初となる4大大会単複3回戦進出を決めた。今大会で初めてペアを組むパラサントンハと息の合ったプレーを見せた。

 1メートル75と長身のパートナーがリーチを生かしてボレーを打ち込み、クルム伊達は鮮やかに角度のあるクロスを次々と決めた。最後は相手のリターンがネットに掛かり、第2シードでロンドン五輪銀メダルのペアを下した。

 4日連続の試合に耐え「2回ずつ勝てるなんてミラクルだと思う」と驚きを隠さなかった。メルボルン入りした11日から無休で体にムチを打ち、コートに立つベテランの笑顔がはじけた。「少し張りのあるところもあるが、(プレーして)思ったよりもなかった」。連日、交代浴を行い、疲労回復に努めている。19日のシングルス3回戦で対戦する世界ランク56位のボヤナ・ヨバノフスキ(21=セルビア)とは1戦1勝で、何度も練習を交えたことがある。「うまくネットを使って展開したい」。アラフォーの勢いは止まらない。

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2013年1月19日のニュース