×

大学Information

【立正大学】鎌倉に地域交流カフェ「RUK cafe」オープン

[ 2015年11月20日 05:30 ]

RUK cafeを企画運営する吉田ゼミのメンバー
Photo By 提供写真

 立正大学が地域交流カフェ「RUK cafe(ラクカフェ)」を鎌倉市御成町にオープンした。企画・運営は同大経営学部経営学科の吉田健太郎ゼミナールの3年生19人が手掛ける。観光客向けの店ばかりで地域の人がくつろげる場所が少ない鎌倉駅前で、高齢者や地域住民同士のつながりを深める場を提供しながら、大学での学びを地域住民と共有する拠点づくりを目指す。

 学生たちがこの企画に取り組みはじめたのは今年5月から。「立正大学の源流である日蓮宗とゆかりの深い『鎌倉』で、地域住民の問題を発見し、その解決を図る」という課題に対し、ゼミ生が出した答えは、コミュニティカフェの開設だった。

 地域住民への聞き取り調査から、「観光客向けの店ばかりで地域の人がくつろげる場所が少ない」「昼食にお弁当をと思っても観光客向けしかなく、内容や価格に不満」といった問題が浮かび上がった。

 そこで、「地域の人がくつろげ、つながりを深められる場所作り」をコンセプトに商品開発、運営、情報発信の3班に分かれて活動。住民ニーズの把握からはじめ、商品開発、物件の選定、マップ作りや雑誌発行、ブログ制作に取り組んだ。市内の高齢者団体や料理研究家と連携し、地元産の食材を使用した「あかもく丼セット」などのメニューも開発して提供を始めている。

 将来的には「RUK cafe」を生涯学習、地域創生の拠点として活用することも視野に自治体や地元企業、地域住民との協働を図っていく。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る