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【文京学院大学】代官山 蔦屋書店で「大島紬」イベントを3月末まで開催

[ 2015年3月3日 05:30 ]

「大島紬」イベントを行った(左から)はじめ商事の元専務、代官山 蔦屋書店担当の岩瀬さん、文京学院大生
Photo By スポニチ

 文京学院大学(東京・文京区)の学生プロジェクトの一環として、鹿児島・奄美大島の歴史とともに、伝統的な絹織物「大島紬(つむぎ)」の新たな魅力を発信するイベント「未来へつなぐメッセージ。奄美・大島紬の、いま、そしてこれから」を東京・代官山 蔦屋書店1号館1階ブックフロアで3月末まで開催している。

 イベントは学生プロジェクト「Anime Japan2015学生実行委員会」メンバーの小寺一輝さん、久保光世さん、小林俊也さん、大熊桃佳さんの4人が同大学と産学連携する代官山 蔦屋書店に対し、伝統的な絹織物「大島紬」をテーマにしたイベントの実施を提案。その後、奄美大島で七代続く織元「はじめ商事」に協力を依頼し、イベントが実現した。

 今回のイベント実施に向け、はじめ商事が新たな「大島紬」のオリジナル作品として“記事から生地”をコンセプトに海外雑誌と「大島紬」とを“奄美裂き織り”という技法で製作。イベントスペースでは同作品の展示や、クラッチバッグやブックカバーなどオリジナル商品も数量限定で販売。はじめ商事の元允謙(はじめ・ただあき)専務は「大島紬は長く伝統ある工芸品ですが、時代とともに変化できる柔軟性を持ち合わせています。大島紬の新しい可能性を感じて頂けたら幸いです」と話す。

 また、代官山 蔦屋書店の歴史・日本文化コーナー担当の岩瀬佳乃子さんは「はじめ商事さんと素敵なご縁を作っていただきました。展示作品、動画など想像以上の出来栄えで、着物好きな方や若い方にぜひ足を運んでいただきたい」と学生たちの活動を高く評価した。

 今回、イベント開催に向けて小寺さんは「代官山 蔦屋書店さん、はじめ商事さんとコラボして、大島紬をテーマにイベントができたことがうれしい。今回の経験を生かして今後の大学生活、就活に役立てたい」と話す一方で、夏休みには他のメンバーと「大島紬」のさらなる研究を行うために、奄美大島へ行ってみたいと語った。

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