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こだわり旬の旅

【愛知・名古屋】サプライズ満載 レゴランドが起爆剤 観光の街へ変貌中

[ 2017年6月1日 05:33 ]

「レゴランドジャパン」の入場口。大きな怪獣が見える
Photo By スポニチ

 リニア中央新幹線の27年開業に向けて、愛知県名古屋市が様変わりを見せている。11年(平23)の「リニア・鉄道館」オープンに続いて、今年4月に「レゴランドジャパン」、「JRゲートタワー」が相次ぎオープン。来年にはレゴランドの公式ホテルや水族館も開業予定だ。「ビジネスの街」から「観光の街」に生まれ変わりつつある名古屋市を訪ねた。

 名古屋駅前を中心に変貌を遂げる名古屋市。中でも注目は子供に大人気のレゴの世界観をテーマにした「レゴランドジャパン」だろう。これまでにも東京と大阪にレゴの施設はあったが、どちらも屋内型。「…ジャパン」は初の屋外型テーマパークだ。敷地面積9・3ヘクタール。東京ドーム2・5個分の広さの敷地に40種以上のアトラクションやシアター、レストラン、ショップなどが7エリアに広がっている。

 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線金城ふ頭駅から徒歩5分。極彩色で彩られたハデなエントランスを入ると、巨大な恐竜がお出迎え。もちろん、レゴブロックで作られたものだが、あの角張った凸部の多いブロックで作ったと思うと驚きだ。

 だが、それ以上のサプライズは中央にある「ミニランド」。東京スカイツリー、東京都庁、ナゴヤドーム、姫路城、広島・厳島神社、大阪・道頓堀など日本全国の名所や有名な建造物が約1050万個のブロックで再現されている。一歩足を入れると、ガリバーにでもなったような気分だ。

 楽しさはそれだけにとどまらない。ゲートをくぐると中世の世界に迷い込んだような感覚になる「ナイト・キングダム」エリアのほか、サメが泳いでいる海に船をこぎ出して海賊たちと水鉄砲で戦う「スプラッシュ・バトル」、飛行機や車、ボートなどを操縦できる「レゴ・シティ」、水上を走るジェットスキーに乗って水しぶきを上げる「スクイッド・サーファー」などアトラクションもいろいろ。その中で、レゴダイバーの一員になって海底の古代遺跡を探検する「サブマリン・アドベンチャー」、ジェットコースターの「ザ・ドラゴン」が人気という。

 東京ディズニーリゾートがある東京とユニバーサル・スタジオ・ジャパンがある大阪に挟まれ、3世代同居率が高く祖父母マネーが見込めることなどから名古屋開業になったという「…ジャパン」。1DAYパスポート大人(13歳から)6900円、子供(3〜12歳)5300円(税込)という入場料に割高との声も出て、家族パスポートを最大25%の割引きに踏み切ったが、アミューズメント界に刺激を与えたことは間違いない。

 ▽行かれる方へ 車は伊勢湾岸道名港中央ICからすぐ。駐車場はない。年間パスポートはそれぞれ1万7300円、1万3300円。営業午前10時から(閉園時間は日によって異なる)。問い合わせは(電)050(5840)0505。

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