菊水丸店主 珍宝堂

珍宝人生の始まりとなった大阪万博

[ 2016年11月9日 05:30 ]

写真(1)大阪府「太陽の塔内部再生」事業の広報担当アンバサダー名刺

 1970年(昭45)の大阪万博。開幕が3月で小学1年生。閉幕の9月が2年生。現在53歳の私は少しずつ記憶が風化していきますが、アメリカ館に4時間並んで月の石を見て、パビリオンスタンプをノートに押したところから、コレクター人生が始まりました。そして、近未来都市の会場でひときわそびえ立っていたのが「人類の進歩と調和」のテーマ館である太陽の塔です。

 当初は開期の半年後に取り壊される予定が、保存運動が起こって先延ばしとなり、岡本太郎ブームの到来により永久保存が決定。外壁塗装を行ったりして46年が経過。そこで、万博50周年を目前に大阪府では、ふるさと納税制度を活用して寄付金を募り、耐震補強と閉鎖されていた内部展示をブラッシュアップすることになりました。

 僭越(せんえつ)ながらも万博マニアの私が、大阪府「太陽の塔内部再生」事業の広報担当アンバサダーに就任する事と相成った次第です=写真(1)。工事は既に始まっていますが、先日のプロジェクト始動宣言の式典後、アンバサダーとしてEXPO70の空気感が残る改装前の塔内を視察。コレクターとして、破棄される床板を頂戴しました=写真(2)。まさに珍宝!

 工期終了後、2018年(平30)春からは通年で一般公開されます。 (河内家菊水丸)

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