菊水丸店主 珍宝堂

コロナ禍象徴する大相撲春場所の「モデルナ懸賞旗」 珍宝となる日を待ち望みます…

[ 2022年4月6日 16:35 ]

お好み焼き・千房の仲井会長と春場所へ
Photo By 提供写真

 浪速の春は相撲から…と申しますが、粉雪が舞い散る2月の終わりに大阪入りする大相撲一行が、春場所を終えて、桜の花が咲く頃に帰って行くというのが、コロナ以前の浪速の風物詩でした。

 ところが感染拡大により一昨年は無観客、昨年が東京開催。今年は大阪での有人開催も一行の乗り込みが初日の3日前。帰京は千秋楽の3日後。雪がやんでから来て、桜が咲く前に帰ってしまう…何とも寂しい限りです。

 若隆景の優勝で幕を閉じた春場所。3年振りの私の観戦は4日目、お好み焼き「千房」の中井政嗣会長からの御招待で、東西会の溜席で楽しみました。

 中入り後、「この取組には、メッセンジャーRNAのモデルナより懸賞があります」と場内アナウンスが入り、コロナ禍の大阪場所を実感しました。すると「あんた、3回目の接種は?」「そうやねん、はよ行かなあかんねん」との会話が聞こえてきて、中井会長は私に「これが費用対効果や」とおっしゃいました。さすが、経営者の言葉ですな。

 終息を迎えると、モデルナの懸賞旗が珍宝となる。その日が来るのを待ち望みます。(河内家菊水丸)

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