菊水丸店主 珍宝堂

あわやマツタケ泥棒!? 元ボクシング世界王者・井岡弘樹さんと体験した珍事、そして残った珍宝とは

[ 2022年9月21日 05:30 ]

井岡弘樹さん(左)と私。井岡さんの河内音頭制作中です
Photo By 提供写真

 今年はコロナ前には及びませんが「河内家菊水丸の盆踊りツアー」が復活。19日、近鉄・八尾駅前のショッピングモール「LINOAS八尾」にて踊り納めの最終櫓(やぐら)を終えました。現在はプロボクシングの元WBC世界ミニマム級、WBA世界ライトフライ級チャンピオンの井岡弘樹さんの、波乱万丈の歩みをつづった河内音頭「井岡弘樹物語 三部作」を制作中。

 井岡さんとは、1994年(平6)10月27日、大阪府議会議員だった故釜中与四一さんにお誘い頂き、泉州方面の山へマツタケ狩りに出掛けて一緒に松葉や枝をかき分けて土を掘り、30本近くマツタケを探しあてたのが初対面。

 その後、すき焼き鍋にマツタケを入れて食べようとした時に、釜中さんが「風景がちょっと違う…あっ!わしの山は隣りや」と叫びはったのです。私はひと口かじっていたので慌てて飲み込みました。すると「ぼくは見てません、大丈夫ですよ」と優しい井岡さん。

 結局、その山は釜中さんの友人の持ちものと判明。すぐに連絡を入れて許可を取って事なきを得たのですが、あわやマツタケドロボーとなるところでした。記念に書いた、すき焼き鍋の皿への寄せ書きは、まさに珍宝でございましょう。(河内家菊水丸)

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る