菊水丸店主 珍宝堂

豪華レジェンドと初舞台を踏んだポスター&出番表

[ 2020年7月15日 05:30 ]

高校3年の夏、豪華ラインアップに混じってデビューしました
Photo By 提供写真

 本来であれば、6月28日に「河内家菊水丸 河内音頭 盆踊りツアー出陣式」を行い、各地各所の櫓(やぐら)を巡演しているところですが、コロナウイルス感染拡大により、春からのステイホームをいまだ継続中であります。

 今年は、河内音頭生活45周年・プロ活動40周年の記念の節目です。今から40年前の7月1日、コロムビアよりレコードデビュー。そして、8月11日が、吉本興業に所属して、旧なんば花月で初舞台を踏んだ記念日。17歳の夏、高校3年生でした。

 当時の劇場10日間興行。特にお盆は豪華ラインアップ。今やレジェンドばかりなり。その中へ入って、15分間の河内音頭の口演は試練でした。

 特に、8月16日の2回目の出番は「キャーッ!」と黄色い歓声に迎えられる25歳のアイドル的な人気を誇る、さんま兄さんの次の出番。従来の河内音頭では全く通用せず、ロックやレゲエのリズムを取り入れ、盆踊りで披露する古典と呼ばれる出し物ではなく、事件を扱う新聞詠(しんもんよ)みを編み出すきっかけとなりました。

 ちなみに、楽屋に貼り出されるガリ板刷りの出番表は消え物。その日が終わればゴミ箱行き。まさに珍宝です。(河内家菊水丸)

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