「ウルトラセブン」アンヌ隊員から譲り受けた珍宝公開

「ウルトラセブン」のキャスト全員の寄せ書き色紙です
Photo By 提供写真

　私が幼稚園の頃に本放送され、時を超えて繰り返しの再放送で人気を博して、当時の子供だった我々をターゲットに、ビデオ〜レーザーディスク〜ＤＶＤ〜ＢＤと新ソフトが世に出るたびに率先して大人買いをしてしまう。それが空想特撮シリーズ「ウルトラセブン」です。ただ今、ＫＢＳ京都で毎週水曜日、午後１１時からのオンエアも楽しみに見ております。

　その「セブン」のヒロイン・アンヌ隊員を演じた、ひし美ゆり子（旧名・菱見百合子）さんが新著「アンヌ今昔物語　ウルトラセブンよ永遠に…」を小学館より出版されました。

　２０年前からアンヌ時代を振り返ってのエッセーを各種執筆。ファンの集いやロケ地探訪を行い、その旅先で出会ったファンの男の子…というよりも年齢的には“男の親”が収録の合間に撮った秘蔵写真を掲載。また新たに解明されたエピソードを公開されていて実に楽しい。

　私が、ひし美さんとの対面がかなったのは初エッセーの頃。何度もお会いする機会を得て、盆踊り出陣式にも来てくださりました。その時に「将来、アンヌ隊員に会えることを、ブラウン管のテレビを熱中して見ている少年時代の私自身に耳打ちしてあげたい」と発したコメントは、後に昭和マニアの人達がこれに似たような言葉を使っているようですが、私が最初だったと確信しています。今回は、ひし美さんから譲り受けた珍宝の公開です。（河内家菊水丸）