長男親権騒動 「和解」は愛さん側から申し入れ 代理人弁護士が愛さん指摘し反省「態度を改めないとダメ」

[ 2024年3月15日 14:22 ]

硬い表情で会見する福原愛さん(撮影・篠原岳夫)
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子供の親権を巡り対立していた、卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(35)と元夫で卓球五輪台湾代表の江宏傑さん(35)の代理弁護士が15日、会見を開き、和解成立を発表した。福原さんは会見に登場し、自ら報告。江さんは欠席し、手紙で思いを伝えた。また双方の代理人は、和解に至った経緯など詳細を明かした。

 会見には、江さん側の大渕愛子弁護士、台湾の許聖波弁護士、福原さん側の押久保公人、酒井奈緒弁護士が出席した。福原さんが会見冒頭、和解が成立したことを報告。「これからは江さんと協力をして子供を育てていきたい」と声明を発表した。江さんも大渕弁護士を通じ、「日本の皆さんの理解に感謝」とメッセージを伝えた。

 福原さん側の酒井奈緒弁護士は、「子供を引き渡さなかったこと、これは不適切であったと言わざるを得ません」と愛さんの行動を指摘し「私たちからは、愛さんに対し、“率直に態度を改めないとだめだ”とお話をさせていただきました」と対応を説明。「愛さんが理解し、納得されたことから、私たちの方から大渕弁護士へ和解を申し入れました」と、福原さんが理解を示したことから、福原さん側から申し入れたと明かした。

 酒井弁護士は、江さん側の代理人弁護士に対し「江さんには、こちらからの和解に応じていただき感謝しています」とし、「息子さんのためにも、紛争がいつまでも続くのは、決して良かったとは言えません。今回、この様に和解という形で解決できたことは大変望ましいことだと考えております」と安どしていた。

 福原さんと江さんは16年のリオ五輪後に結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生。21年3月には福原さんと知人男性との“不倫疑惑”報道があった。江さん側には“モラハラ疑惑”が持ち上がり、同年7月に離婚を発表した。

 2人の子供の親権は、離婚後も父母双方が持つ「共同親権」となるとし、子供たちは台湾で暮らしていた。22年7月に福原さんが長男だけを連れて日本へ帰国。江さんが日本の裁判所に長男の即時引き渡しの保全命令を求める審判を申し立て認められたが、福原さん側と連絡が取れないと“連れ去り”を主張。福原さん側は連絡を受けていないと声明を出し、江さん側が強制執行の申し立てを行うなど、終着点が見えない状況に陥っていた。

 ≪経過≫
 ▽2016年9月 リオデジャネイロ五輪後に結婚。生活の拠点は台湾
 ▽17年10月 長女誕生
 ▽18年10月 福原さんが現役引退を表明
 ▽19年4月 長男誕生
 ▽21年1月 福原さん台湾から単独帰国
 ▽同3月 福原さんに知人男性とデート&お泊まり疑惑、江さんにはモラハラ疑惑
 ▽同4月 江さんが裁判所に離婚請求
 ▽同7月 双方合意で離婚成立。2人の子供は共同親権となり、江さんと台湾で生活。
 ▽22年7月23日 福原さんが台湾で長男と面会後、一緒に日本へ
 ▽同10月 江さん側が子供引き渡しの保全命令を東京家庭裁判所に申し立て
 ▽23年7月20日 東京家裁が福原さんに保全命令
 ▽同21日 江さん側が強制執行申し立て

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