福原愛さんは「素直に応じて頂いた印象」 江宏傑さんとの親権トラブル、担当弁護士が明かす

[ 2024年3月15日 14:48 ]

会見に臨んだ(左から)福原愛さん代理人弁護士の酒井奈緒氏、押久保公人氏、福原愛、江宏傑氏代理人の大渕愛子氏、徐〇博氏(〇は山カンムリに松)(撮影・篠原 岳夫)
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 子供の親権を巡り対立していた、卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(35)と元夫で卓球五輪台湾代表の江宏傑さん(35)の代理弁護士が15日、会見を開き、和解成立を発表した。福原さんは会見に登場し、自ら報告。江さんは欠席し、手紙で思いを伝えた。また双方の代理人は、和解に至った経緯など詳細を明かした。

 会見には、江さん側の大渕愛子弁護士、台湾の許聖波弁護士、福原さん側の押久保公人、酒井奈緒弁護士が出席した。福原さんが会見冒頭、和解が成立したことを報告。「これからは江さんと協力をして子供を育てていきたい」と声明を発表した。江さんも大渕弁護士を通じ、「日本の皆さんの理解に感謝」とメッセージを伝えた。

 会見では、福原愛さんが息子を連れて中国に滞在したことについて質問が出た。大渕弁護士は、裁判所の命令のあとに福原さんと息子が中国に渡っていたことで「強制執行を実施することができなかった」とし、刑事告訴にいたったと説明した。

 福原さんが引き渡しについて「理解できたのか」という質問に対して、酒井奈緒弁護士は「説得についてですが、比較的私どもの方できちんと説明したところ、素直に応じて頂いた印象です」と説明。

 また福原さんが当初は引き渡しに応じなかった点については「お子さんに対する思いは非常に強くて、渡せなかったんだろうな、と感じています」と私見も語った。「その点に関しても今回、きちんと理解していただいた。今後はこういうことが2度とないように、私たち代理人も見守っていきたい」と話した。

 福原さんと江さんは16年のリオ五輪後に結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生。21年3月には福原さんと知人男性との“不倫疑惑”報道があった。江さん側には“モラハラ疑惑”が持ち上がり、同年7月に離婚を発表した。

 2人の子供の親権は、離婚後も父母双方が持つ「共同親権」となるとし、子供たちは台湾で暮らしていた。22年7月に福原さんが長男だけを連れて日本へ帰国。江さんが日本の裁判所に長男の即時引き渡しの保全命令を求める審判を申し立て認められたが、福原さん側と連絡が取れないと“連れ去り”を主張。福原さん側は連絡を受けていないと声明を出し、江さん側が強制執行の申し立てを行うなど、終着点が見えない状況に陥っていた。

 ≪経過≫
 ▽2016年9月 リオデジャネイロ五輪後に結婚。生活の拠点は台湾
 ▽17年10月 長女誕生
 ▽18年10月 福原さんが現役引退を表明
 ▽19年4月 長男誕生
 ▽21年1月 福原さん台湾から単独帰国
 ▽同3月 福原さんに知人男性とデート&お泊まり疑惑、江さんにはモラハラ疑惑
 ▽同4月 江さんが裁判所に離婚請求
 ▽同7月 双方合意で離婚成立。2人の子供は共同親権となり、江さんと台湾で生活。
 ▽22年7月23日 福原さんが台湾で長男と面会後、一緒に日本へ
 ▽同10月 江さん側が子供引き渡しの保全命令を東京家庭裁判所に申し立て
 ▽23年7月20日 東京家裁が福原さんに保全命令
 ▽同21日 江さん側が強制執行申し立て

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