福原愛さん・江宏傑さん親権騒動、台湾でも「大きな問題」に…台湾弁護士「国際離婚の大きなケースに」

[ 2024年3月15日 14:52 ]

会見に臨んだ(左から)福原愛さん代理人弁護士の酒井奈緒氏、押久保公人氏、福原愛、江宏傑氏代理人の大渕愛子氏、徐〇博氏(〇は山カンムリに松)(撮影・篠原 岳夫)
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 子供の親権を巡り対立していた、卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(35)と元夫で卓球五輪台湾代表の江宏傑さん(35)の代理弁護士が15日、会見を開き、和解成立を発表した。この騒動について、江さん側の代理人弁護士は台湾にもたらした影響を明かした。

 会見には、江さん側の大渕愛子弁護士、台湾の許聖波弁護士、福原さん側の押久保公人、酒井奈緒弁護士が出席した。福原さんが会見冒頭、和解が成立したことを報告。「これからは江さんと協力をして子供を育てていきたい」と声明を発表した。江さんも大渕弁護士を通じ、「日本の皆さんの理解に感謝」とメッセージを伝えた。

 現在、長男は江さんに無事に引き渡され、今後は協力して子供を育てていくという。江さん側の台湾の許聖波弁護士は、この裁判がもたらした台湾への影響について「台湾では共同親権がは原則となっておりますが、国際結婚に関わると、実際の運用はどうなるのか…など、大きな問題となっています」と説明し「本件の意味としては、国際離婚のときに、共同親権と単独親権の国、この国際離婚に関わるときに、共同親権がどう運用されるのか、大きな意味が示されていると思います」とした。また、日本で今後共同親権に関する議論が進むことについては「日本にとっては、既存の法制度の中で、どういうふうに共同親権を検討すべきなのか、今後も深く考える余地があると考えております」と私見を述べた。

 福原さんと江さんは16年のリオ五輪後に結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生。21年3月には福原さんと知人男性との“不倫疑惑”報道があった。江さん側には“モラハラ疑惑”が持ち上がり、同年7月に離婚を発表した。

 2人の子供の親権は、離婚後も父母双方が持つ「共同親権」となるとし、子供たちは台湾で暮らしていた。22年7月に福原さんが長男だけを連れて日本へ帰国。江さんが日本の裁判所に長男の即時引き渡しの保全命令を求める審判を申し立て認められたが、福原さん側と連絡が取れないと“連れ去り”を主張。福原さん側は連絡を受けていないと声明を出し、江さん側が強制執行の申し立てを行うなど、終着点が見えない状況に陥っていた。

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