古舘伊知郎氏 「報ステ」で起きた“古賀の乱”を回想「止めざるを得なかった。葛藤ですよ」

[ 2022年11月23日 13:28 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏(67)が、22日深夜放送の中京テレビ「太田上田」(火曜深夜0・59)に出演。キャスターを務めていたテレビ朝日「報道ステーション」で起きた“古賀の乱”について振り返った。

 “古賀の乱”は2015年3月、報道ステーションにコメンテーターとして出演していた元経済産業省官僚、古賀茂明氏が自身の番組降板に関し「菅(義偉)官房長官をはじめ、官邸の皆さんからバッシングを受けてきた。テレビ朝日の早河(洋)会長と(制作協力している)古舘プロジェクトの会長の意向で、私はきょうが最後」などと言及。古舘が「承服できない。テレビ側から降ろされるというのは違う」と反論し、生放送中にバトルとなった。

 この騒動について振り返った古舘氏は「あの時ね、納得できなかったのが、ああいうことになって終わった。あの人(古賀氏)にしてみたら、俺、仲良くしてたから“古舘に裏切られた”って思ってるわけですよ」と当時は古賀氏と懇意にしていたと回想。ただ、「俺はスタッフとか、いろんな事を考えなくちゃいけないから、止めざるを得なかった。葛藤ですよ。古賀さんの気持ちも分かる」と古賀氏の言い分に理解を示しつつもキャスターという立場から、発言を止めたと語った。

 そして、その日の放送の本番前の出来事として「俺は(古賀氏の出演が)最後だと思ったから、古賀さんに12個のケーキ詰め合わせを持って行って、本番始まる前に“古賀さん、本当にいろいろ勉強させてもらって、機会があったらまた来てください。きれい事に聞こえるかもしれないけど、とりあえず”ってことで、俺も偽善者の喋りだなと思ったけど、ケーキ12個詰め合わせを置いた」と降板が決まっていた古賀氏の楽屋にあいさつに行き、今までお世話になった感謝の意としてケーキの詰め合わせを渡したという。

 その後、放送が始まり「ああいうことが起きた」と生放送中にまさかのバトルが勃発。「終わってから古賀さんの楽屋をパッて見たら、ケーキ持って帰ってましたよ。俺なら置いておくね。叩き返すね。古賀さん12個だよ!」と7年前の出来事を振り返り、笑っていた。

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2022年11月23日のニュース