米倉涼子「CHICAGO」無念の降板「肉体的にも精神的もボロボロ状態」断腸の思い告白「ホント悔しい」

[ 2022年9月29日 09:44 ]

米倉涼子
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 女優の米倉涼子(47)が29日、自身のインスタグラムを更新。11月に米ニューヨーク・アンバサダー劇場で上演される主演ミュージカル「CHICAGO」を降板したことについて言及した。

 「CHICAGO」は米倉の代表作の一つで、今回は今回は2012年のブロードウェーデビューから10周年、作品の初演から25周年の記念すべき公演だった。しかし「急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害のため」ドクターストップがかかり、28日に降板を発表。米倉は「苦渋の決断」とコメントを寄せていた。

 降板発表から一夜明け、インスタグラムで改めて思いを投稿。「断腸の思いでこの決断に至りました…お医者様からの半年は無理な動作は控えた方が良いというご意見でもあり このリスクを抱えてNYに行ってもキャストをはじめ、俳優業界の皆様にご迷惑をおかけする事になり、コロナ禍にも関わらず、日本をはじめ、海外から来てくださったファンの皆様に当日キャンセルという事態はどうしても避けたく、この決断を下しました」と心情を吐露。

 症状については「去年も今年ずっと低髄液に悩まされていて、何度も検査を重ねやっと腹部側からの傷口(髄液が漏れてる箇所)が見つかり、新しい治療方をご提案いただき、夢のCHICAGO、各お仕事をスムーズに挑める様、処置を施しました。その後、その症状は改善されたものの、仙骨周囲の激痛、馬尾神経腫大、強度の坐骨神経痛等、歩行困難などに向き合わなければならずの中、活動を続けていました」とし「とにかくどうやっても背中を湾曲させることができないのです。現在、日常生活にやや支障のない程には回復してきていますが、舞台でパフォーマンスするには程遠い状態です…どうにか、どうにか間に合います様にと、やれるだけの治療、トリートメント、トレーニングを続けていますが、本当に悔しい結果になってしまいました」と作品に懸けていた思いを訴えた。

 「ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい」と謝罪。「ここに来るまで肉体的にも精神的もボロボロ状態です。気合いと根性だけではどうにもなりませんでした。ホント悔しいです」と悔しさをにじませ「だから、、、今やれる事はとにかく回復する事にフォーカスをおいて、この悔しさを今後の糧として必ず乗り越えてもっと強い女になってやるっ!!もっと器の大きな、引き出しの多い表現者になってやるんだ!!待っててね、待っててください」と前を向いた。

 自身4回目の主演を間近に控えていた「CHICAGO」は、実話に基づいた2人の悪女によるスキャンダラスなシンデレラストーリー。米倉にとって思い入れ深い舞台だった。

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