中村逸郎教授 ロシアのウクライナ4州“編入強行”に「戦闘が激化。窮地に追い込まれたプーチン氏が…」

[ 2022年9月29日 09:42 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎名誉教授が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。プーチン大統領とウクライナ東部・南部4州の親ロシア派が30日に編入に必要な条約を交わすとロシア紙RBK電子版が報じたことについて言及した。

 ロシアの法律に従い、いったん独立国家と見なし条約を締結した上で編入手続きを進めるとみられる。プーチン氏が30日に編入宣言するとの見方が強まっており、RBKはモスクワ中心部の「赤の広場」で同日、親ロ派の集会が計画されていると伝えた。

 中村氏は、編入について「絶対に(国際社会は)認めないんだと思いますね。むしろ戦闘が激化する可能性が高いんですね。あすになりますけれども、プーチン大統領はこの選挙結果を踏まえて併合記念大集会を開くようなんですね。で、来週にかけてこれを連邦議会で法案で通すという流れに持っていきたいんですけれども、ウクライナ軍だってだまっているわけがないですね、NATO軍も」と指摘し、「したがって戦闘が激化する。ウクライナ軍はできるだけ取り返したいということで。窮地に追い込まれたプーチン大統領が最終的には最悪のシナリオとして核を使うんじゃないかということも懸念されるわけなんですね」と自身の見解を述べた。

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2022年9月29日のニュース