桜庭ななみ ホラーで海外映画初主演、ほぼ全てのセリフ“韓”璧 世界配信を予定

[ 2022年9月29日 05:31 ]

韓国映画「深夜怪談:真夜中に一人で」で主演を務めた桜庭ななみ(C)KORTOP MEDIA
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 女優の桜庭ななみ(29)が、韓国のホラー映画「深夜怪談:真夜中に一人で」で主演を務める。海外制作の映画で主演するのは今回が初めて。「日本人の私に声をかけてくださり、素敵な機会を頂いてうれしい」と出演を喜んだ。

 6本の短編からなるオムニバス映画で、桜庭はその一つの「注文」に出演。悪質なネット書き込みなどに悩む和食料理店のオーナー(桜庭)が、配達注文をきっかけにホラー現象に巻き込まれる物語だ。今秋に韓国で公開され、その後日本を含めた世界への配信を予定している。

 これまでも2018年の映画「焼肉ドラゴン」で韓国語の演技に挑戦していたが、今回は一部の回想シーンなどを除き、ほぼ全てを韓国語で演技する。「韓国の現場での撮影ということもあり、初めてのチャレンジでした」と振り返った。

 08年のデビュー以来数多くのドラマや映画に出演。近年は日本語、中国語、韓国語を操るトリリンガルとして海外でも活躍している。全編中国語で臨んだ台湾ドラマでゲスト主演を務めたこともあり、16年にはアジアの映画プロデューサーらが制定する「APNアワード」を受賞した。

 今回の抜てきについて関係者は「語学力も申し分なく、アジアでの実績もある桜庭さんに白羽の矢が立った」と背景を説明。映画関係者も「日本人女優が韓国語で主演を務めるのは、極めて異例」と語っている。

 ただ今作のようなホラー映画については「見るのは少しだけ怖いです…」とやや苦手な様子。「韓国語でのお芝居はもちろん、お化けが出てきた時の感じ方やリアクションが難しかった」と明かした。

 俳優としてのキャリアをスタートさせてから、まもなく15年がたつ。「私の人生の半分となりましたが、まだまだ新しいことにチャレンジしていきたい」。日本発の国際派女優として、今後の活躍から目が離せない。

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