おぼん・こぼん 互いの闘病知らなかった不仲時代…でも「不思議と同じように病気する」

[ 2022年9月2日 19:59 ]

「おぼん・こぼん」のおぼん(右)とこぼん
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 お笑いコンビ「おぼん・こぼん」が2日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。“絶望的不仲”と言われた8年間を振り返った。

 大阪の高校の同級生で、高校3年時にコンビを組み、結成57年を迎えた。ここ8年は楽屋でも私生活でもいっさい口も聞かない不仲ぶりで、周囲を心配させていたが、テレビ番組の企画を機に仲直りした。

 こぼんは国指定の難病「全身性アミロイドーシス」を約3年前、70歳で発症。「治らないけど、進行を止めることはできる。元気な病人です」と現状を明るく説明したが、医師には「余命5~10年と言われた」という。「10年しか生きられないんだ…と思って考えたら80歳。十分か、と」と、気丈に話した。

 こぼんの難病発症を、当時不仲だったためおぼんは「知らなかった」と告白。おぼん自身も「心臓で2回ほど運ばれて、今もニトロを持ち歩いてます」と明かした。さらにこぼんは肺がんや前立腺がんも患ったという。おぼんは「コンビって不思議なもんで、あんなに仲が悪かったのに、同じように病気をするんですよ。彼が前立腺がんになった1カ月後に、僕も前立腺がんになった」と、振り返った。

 2人は最後に、黒柳徹子からお互いへ言葉を送り合うよう促された。おぼんは「俺はワガママや。一生ワガママや。それを君がうまくフォローして。世の中で一番嫌いな人を聞かれたら、オマエと言う。一番好きな人を聞かれても、オマエと言うてしまう。だから、これからもよろしく」と“胸アツ”メッセージ。こぼんは「ワガママやけど…しゃあないなあ」と言葉少なながら応えた。

 また、「60周年…あと3年や。60周年の時にショーやろうや」というおぼんの野望に、こぼんは「生きてるかなあ」と苦笑い。おぼんは「頼むよ!」と力を込めていた。

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2022年9月2日のニュース