「THE TIME,」降板の香川照之 録画で謝罪「不信感、不快感を与えた 司会としてふさわしくない」

[ 2022年9月2日 06:01 ]

香川照之
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 高級クラブのホステス女性への性加害疑惑によって、TBSの情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)の金曜司会を降板した俳優の香川照之(56)が2日、同番組に録画で出演。「多大な迷惑をかけ、本当に申し訳ありません」と謝罪した。香川に代わり、2日の放送は月~木の司会を務める安住紳一郎アナウンサー(49)が司会を務めた。

 午前6時すぎから約4分間、香川は言葉を選ぶようにしてコメント。「私に対して報道されている件で、大変な騒ぎを起こし、多大なるご迷惑をおかけしておりますこと、重ね重ねお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません。今回の件の報道にあります、当事者の方々はもちろん、私の今までの人生すべてにかかかわってこられた方々に、私が不快な思いをさせてしまったことに対して、お詫び申し上げます。すみません」と述べた。

 少し間があった後、香川は「俳優というのは、自分の言葉ではなく、与えられたセリフ、人の書いた言葉、これを言う職業です。自分の言葉ではありません。しかし、情報番組の司会は、あくまでも自分の言葉、生の言葉、あるいは限りなく生に近い言葉を通して、ニュース、情報を伝えていく仕事であります。今の私の生の声はその意味では説得性がありません。さまざまな不信感や不快感を視聴者のみなさまに与えてしまうと思います。したがって、私がこの愛するTHE TIME,を司会として出演させていただくことはふさわしくないと判断いたしました。今後出演をしないという決意をしました」と続けた。

 視聴者へは「今まで毎週金曜、私も楽しみに朝早起きしてこの番組に臨んでいました。そしてこの番組を、金曜日(の放送)を支えてくださって、ご覧になられた視聴者の方々、本当に今までありがとうございます。皆様に心より感謝申し上げます」とした。

 「最後になりますが、あらためまして今回の件で不快な思い、嫌な思いをみなさまにさせてしまい、騒ぎを起こしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」と述べ、深々と頭を下げた。

 コメントは1日昼過ぎに収録したものと安住アナが説明した後、放送は通常に戻り、日本各地の朝の様子を伝えた。

 安住アナは番組冒頭で「番組をご覧の皆様にお知らせがあります。昨日発表した通り、香川照之さん、今日から番組の出演を取りやめます。今日は私が、来週からは江藤、杉山、宇賀神の3人のアナウンサーが担当します。どうぞご了承ください」と説明した。

 1日に行われたTBSの10月期改編説明会の中で、渡邉真二郎編成部長は、同番組の金曜司会について、木、金の進行役の江藤愛アナウンサー(36)を中心に放送する、としていたが、急きょ安住アナが出演した。江藤アナは2日の放送にもいつも通り出演した。

 江藤アナとともに来週から金曜の放送を担当する杉山真也アナ(38)は「THE TIME,」に月~金に進行キャスターとして、宇賀神メグアナ(26)も同番組に木曜日を除いて出演している。

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