食道がん公表の秋野暢子、手術せず化学放射線療法を決断「最終的なガンの状態」も伝える

[ 2022年7月9日 21:54 ]

秋野暢子
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 食道がんのため芸能活動を休止している女優の秋野暢子(65)が9日、自身のブログを更新。病状を伝えるとともに、「化学放射線療法」を決めたと明かした。

 今月4日に所属事務所を通じて食道がんであることを公表した。治療のため入院中の秋野は「人生の選択。」と題してアップしたブログで、「最終的なガンの状態がわかりました。それぞれの科の先生のカンファレンスでわたしの頸部食道がん【喉と食道に大小あわせて5個】ステージ3です」と診断結果を記した。今後の選択肢は2つあるという。「一つは患部を全て取り除き、声帯も食道も完全に取り、気管を首の中央に穴をあけて新しく作り、胃を引き上げて食道を再建する方法。大手術ですね」。もう一つは「声帯も食道も温存して化学放射線療法で癌を叩く方法」とし、「生存率を言えば、5%程落ちるんだそうです」と説明した。

 治療効果の見込み、病院側から受けた見解を「消える(完全寛解、検査で検出できない)約40%。一度消えても約50%が再発。5年後に声が温存できる可能性は約25%。5年生存率は約30%」と明かし、「やや厳しめの結果ですね」と続けた。

 医師の説明を聞き「凄く考えました」という秋野は、「リスクはあるけど化学放射線療法で鬼退治することを決めました」と告白。余命宣告を受けた後に長生きする人、早くに亡くなってしまう人がいることに触れ、「ほんとに個人差ですね。こればかりは誰もわからない。寿命といってしまえば、それまでですが」と漏らした。

 「人生、なにがおこるか全くわかりません。昨日の安倍さんの事。あのような、恐ろしい悲しい亡くなりかたを誰も想像出来ませんでした」としつつ、「今回の決断は自分の体力とこれまで培ってきた健康的な生活と……そして若干の運とにかけてみます」とコメント。5年後・10年後の自らに思いを馳せ「私は楽しみにしてます」ともつづった。「秋野は『65歳、真夏の鬼退治です!』。今、同じ病で苦しみ耐えてらっしゃる方々、ご一緒に闘いましょう」と呼びかけ、「私は自分自身に負けるな!と叱咤してます」と胸中を明かした。

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2022年7月9日のニュース