柳沢秀夫氏 安倍元首相死去 「気に入らない相手を暴力で封鎖、許されることじゃない」

[ 2022年7月9日 12:42 ]

柳沢秀夫氏(2010年撮影)
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 ジャーナリストの柳沢秀夫氏(68)が9日放送のテレビ朝日「中居正広のキャスターな会」(土曜正午)に出演。8日、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃を受けて死去した事件についてコメントした。

 現行犯逮捕された元海上自衛隊員で職業不詳の山上徹也容疑者(41)が自作とみられる銃を使用したことについて、「かなり以前からいろいろなものを作っていたということは相当用意周到に計画していたということになるんでしょうけども…今回、容疑者がこれまでの供述の中で、特定の団体に恨みがあって、安倍元総理が近いんじゃないかという思い込みがあったという。安倍元総理の政治信条に恨みがあったわけではないということなんですが、理由のいかんを問わず、自分が気に入らないとか自分の考えと違うという相手を暴力で封鎖するっていうのは何があってもどんなことがあっても、許されることじゃないということははっきり言える」と述べた。

 さらに当日の警備体制について「海外で要人警護という時には、特に銃社会のアメリカでは銃器を使って襲われることを前提とした対応をとっているんですね。日本の場合は銃規制がある程度なされているということで、果たして今回のように銃で襲撃されることにどれだけ備えていたのかということは厳しく点検されるべきだと思います」とした上で、「容疑者は背後から至近距離で2発撃ってるんですね。海外では1発目で警備対象者に覆いかぶさるとか、場合によっては突き飛ばして次の攻撃にさらされないようにするのが一般的なんですけど、今回の場合映像を見ていると果たしてこれでよかったのかなっていうことも含めて厳しく点検、検証する必要があると思います」とした。

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2022年7月9日のニュース