古市憲寿氏 安倍元首相夫妻と先月面会したばかり 安倍氏の強さ「世界中が敵になっても昭恵さんがいると」

[ 2022年7月9日 12:53 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が9日放送のテレビ朝日「中居正広のキャスターな会」(土曜正午)に出演。8日、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃を受けて死去した事件についてコメントした。

 「テロってたった1件の事件でこうやって社会がめちゃくちゃ動揺するじゃないですか。でも動揺しすぎてもいけないなと思っていて。確かに首相経験者が銃弾で撃たれるというのは戦前以来のことで、およそ100年間なかったこと。けれど、ただちにこれで日本の治安が悪くなったとか、社会が大変だって動揺しすぎる必要もないと思うんです。それはテロに負けるということでもあるから」とした上で、「もちろん警備体制に問題はあったと思うので、そこは粛々を解決する必要はあると思うんですね。これで日本がダメになったとか戦前回帰とかひと足飛びに思考を飛ばさない方がいいと思っています」と述べた。

 安倍元首相夫妻とは今年の4月と6月に面会したばかりだったという。「本当に仲がいいんですよ。森友、加計問題の時も晋三さん、昭恵さんのことを一切メディアで批判してなかったと思うんですけれど、すごく仲の良い2人で」。

 さらに、安倍元首相が2度目の総裁選出馬する際の話として「迷っていた時、周りからは一回総理経験した人がもしダメだったらどうするのと言われた時に昭恵さんに相談したそうで。昭恵さんは、あなたがどう見られるかとかじゃなくて、日本のためになると思うんだったら総裁選出てもいいんじゃないのと。この言葉が後押しになって総裁選2回目出て、総理になったという話を聞いたのを思い出している。それくらい仲睦まじい夫婦で、世界中が敵になっても家に帰れば昭恵さんがいると晋三さんは思ってたから、政治家として強くいられたと思う。あの仲の良い夫婦がそろって見られないと思うとすごく残念です」と沈痛の面持ちを浮かべた。

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2022年7月9日のニュース