京大・藤井聡教授が喪失感を吐露 安倍晋三元首相と8日午前に電話「選挙後の展開を話した」

[ 2022年7月9日 12:15 ]

藤井聡氏
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 ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」が9日、放送され、8日に死去した安倍晋三元首相(享年67)と親交が深かった専門家らが早すぎる死を悼んだ。

 京都大・藤井聡教授は、第2次安倍政権で内閣官房参与を務めた。「日本を取り戻すと言われ、戦後リジームからの脱却という、政治における最も難しい課題に取り組む希有な政治家。10年以上お仕事をご一緒した」と振り返り、「まさに昨日の午前中もお電話を差し上げて、選挙後にどういう展開が必要かも話した」と明かした。「長期的にとらえながらも今日何をするかを考えてくださる唯一の政治家だと僕は思っています」と評し、「とてつもない喪失感を深く感じています」と肩を落とした。

 経済学者の嘉悦大・高橋洋一教授は「小泉内閣の官房副長官時代からの知り合い」と話し、銃撃されたことは大阪に移動中の新幹線の中で知ったという。「びっくりしました。怒りもありましたけど、脱力感がすごく強かった」と力なく語った。

 国政専門家の泉宏氏は、父・安倍晋太郎氏の番記者を務め、安倍晋三元首相が大学生だった時代も知るという。「毀誉褒貶(きよほうへん)ありますが、インドのモディ首相は国で喪に服すと言っている。そういうことを言われるような外交をやった人はいない」と外交手腕を称え、「戦後の政治家では吉田茂、田中角栄、そして安倍晋三さん。その中でも安倍さんんの業績は、批判もしてきましたが、ピカイチだと思います」と話していた。

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2022年7月9日のニュース