t.A.T.u.16年ぶりに日本のテレビ出演 Mステ“ドタキャン事件”の真相「彼に従うしかなかった」

[ 2021年12月15日 21:58 ]

t.A.T.u.(タトゥー)のレーナ・カティーナ(左)とユーリャ・ボルコワ(03年当時)
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 ロシアの女性デュオ「t.A.T.u.(タトゥー)」の元メンバーであるレーナ・カティーナ(37)が、15日放送の日本テレビ「今夜くらべてみました」(水曜後9・00)にリモート出演。日本のテレビに16年ぶりに登場し“ドタキャン事件”の真相を告白した。

 タトゥーは、00年のデビュー曲「All the Things She Said」が世界各国のチャート上位を独占。日本でも、洋楽史上初のデビューアルバムがチャート1位になるなど、快挙を成し遂げた。そして、ブームの最高潮となった03年、ある伝説的な事件を起こす。それは、テレビ朝日「ミュージックステーション」でのこと。オープニングには登場したものの、出番になっても姿を現さず、まさかの“ドタキャン”。MCのタモリ(76)も「タトゥーが控室から出てきません。何が悪いのか分かりませんが…」と困惑するしかなかった。

 真相について聞かれると「まずは私たちが若かったこと。そして、当時のプロデューサーの命令だったわ。日本にいたとき、もう彼に従うしかなかった」と、告白。「当時のタトゥーのイメージは『挑発的』だったわ。これは、プロデューサーが演出したもので、そういった仕掛けをどんどん増やしたかったんでしょうね。私たちはいろんなことをやったので、世間的には『やりすぎ』と思われるよね。謝罪の意味を込めて『Gomenasai(ごめんなさい)』という曲を作りましたよ」と、振り返った。

 「本当にあのときは楽屋にいた?」という質問には「その後のことは鮮明には覚えていないです。ホテルに戻ったと思います。大きな問題になっているというのを、理解してなかったです。今はもちろん、こんなことをやってはいけないと思う」と、反省を口にしていた。

 14年に解散し、現在は元相方のユーリャ・ボルコワとは会っていないというが「来年の春にコンサートを予定してるので、その頃に彼女と連絡するんじゃないかした」と、プランを明かしたレーナ。最後にMCの後藤輝基(47)が「日本の音楽番組がオファーを出したら、ドタキャンせずに出演しますか?」と投げかけると、「もちろんよ!」と笑顔を見せた。

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2021年12月15日のニュース