中村壱太郎ら“アンダー30歌舞伎”成功願い流し雛 「精魂込めて務めたい」

[ 2021年3月3日 16:47 ]

公演の成功を祈り南座の舞台で「流し雛」を行った(左から)中村橋之助、尾上右近、中村壱太郎、中村米吉
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 歌舞伎俳優・中村壱太郎(30)らが3日、京都南座で、6日に開幕する「三月花形歌舞伎」(21日まで。12日休演)の成功を祈り「流し雛」を行った。

 「流し雛」は京の桃の節句の恒例行事。舞台には壱太郎を始め尾上右近(28)、中村米吉(27)、中村橋之助(25)が登場した。壱太郎は「今回の公演はこの4人が筆頭で“アンダー30”の花形歌舞伎。精魂込めて、千秋楽まで務めたい」と力を込めた。

 中村芝翫(55)の長男・橋之助は「父も若い時から出させて頂いており、その姿を小さいころからずっと見ておりました。父の魂を込めた汗が染みこんでいる、この南座の同じ舞台で父にも負けず、先輩方の胸を借りて精いっぱい務めたい」と熱演を誓っていた。

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2021年3月3日のニュース