さんま、リモート出演増え感じた「間」の難しさ 芸人は「0コンマの世界で生きている」

[ 2020年5月10日 19:35 ]

タレントの明石家さんま
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 タレントの明石家さんま(64)が9日放送のMBSラジオ「ヤングタウン」(土曜後10・00)に出演。リモート出演の話題を機に「ツッコミ論」を展開する場面があった。

 ゲストを招きトークするレギュラー番組を多く持つさんま。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、リモート出演するタレントが増えている現状に触れ、「リモートがうまい下手があんねやろ」と切り出した。

 先日、さんまがMCを務めるテレビ番組にブラックマヨネーズ・吉田敬(46)がリモート出演したそう。スタジオのさんまと吉田の間には“タイムラグ”があったとし、「あいつだけ大阪から。2秒遅れるんですよね」と説明した。

 さんまが話を振ると、「吉田は『ここでいったら誰かと(トークが)被るんじゃないか』とか。ものすごい警戒しながらやったらしい」。吉田はその状況に対応できる「技量」があった評価、司会者としては「そのへんが難しいところやな」と明かした。

 この話の流れで、芸人の「間」について言及。「0コンマの世界で生きている」と説明し、「お客さん、テレビを見ている人のちょっと前にツッコむのがベストなツッコミなんです、実は」と続けた。

 「お前、アホかって茶の間の人が思うちょっと前に『アホか!』って。(お茶の間の人は)そうそうそうっていう。ツッコミの上手い人は、一番上手い人はそれなんです」と説明し、「お客さんが今言いかけた、思いついたときに被せるっていう」と補足した。

 現在は、意図的により早く突っ込んだり、遅らせたり、スタイルが多様化しているとも。「ツッコミの人間は知識入れとかなあかんし言葉の数も入れておかなアカン」と、ツッコミ論を熱く語っていた。

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2020年5月10日のニュース