橋下徹氏 加藤厚労相「誤解」発言を批判「これもひどい話…保健所も怒り狂いますよ」

[ 2020年5月10日 13:50 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が10日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)にリモート出演。新型コロナウイルス感染が疑われる人の相談や受診の目安について、厚生労働省がこれまで表記してきた「37・5度以上の発熱が4日以上」などを削除した新指針をめぐる加藤勝信厚労相の発言を痛烈に批判した。

 加藤氏は8日夜の記者会見で「目安ということが、相談とか、あるいは受診の一つの基準のように(とらえられた)。我々から見れば誤解であります」と述べた。橋下氏は「これもひどい話でね…現場は37・5度以上、4日間の基準で動いていたし、しかも保健所が誤解していたなんてことを大臣が言ったら、保健所も怒り狂いますよ」とチクリ。

 「厚生労働省がPCR検査で陽性が出た場合には基本的には全部入院」と指示していたことを前提に、「本当はこれも都道府県知事の権限なのに、厚生労働省がそういう通知を出していたもんだから、現場の方は陽性者で医療機関が溢れたら大変だということで37・5度で4日間の基準で、ある意味、絞り込んでいたところもある訳です」と医療崩壊を防ごうとした実情を指摘。

 「こういうね権限と責任のあいまいなことが(あるから)ね、本当に日本の行政は動かない」と持論を述べた。

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2020年5月10日のニュース