上野女流棋聖 女性史上初Vならずも笑顔で「また頑張りたい」

[ 2019年9月24日 05:30 ]

竜星戦決勝で敗れ、記者会見する上野女流棋聖と優勝した一力八段
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 囲碁の上野愛咲美女流棋聖(17)が23日、東京都千代田区の日本棋院で打たれた第28期竜星戦決勝トーナメントの決勝に臨み、若手のトップ棋士で前期優勝者の一力遼八段(22)に敗れ準優勝となった。全棋士に参加資格のある棋戦で、女性として史上初の優勝はならなかった。

 上野は16人で争うトーナメントで、前碁聖の許家元八段(21)ら7大タイトル獲得経験のあるトップ棋士を次々に撃破した。対局後は「途中で優勢を意識し、変な手を打って動揺した」としながらも「注目されるのはうれしい。またこういう機会がもらえるよう頑張りたい」と終始笑顔。一力は「はっきり負けを覚悟した場面もあった。17歳でここまできて、自然体で打てるのは凄い」と称えた。

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2019年9月24日のニュース