CHAGE無念「受け入れる」 ASKA脱退発表 23日に書面届く

[ 2019年8月27日 05:30 ]

CHAGE and ASKAから脱退を発表したASKA(右)
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 歌手のASKA(61)が「CHAGE and ASKA」からの脱退を発表して一夜明けた26日、相方のCHAGE(61)がレコード会社を通じてマスコミ各社へコメントを出した。「皆さまを悲しませてしまったことに責任を感じる」とし「今の環境を真摯(しんし)に受け入れようと思う」とチャゲアスが事実上の解散となった無念をにじませた。

 ASKAは25日、CHAGEとの仲について弁護士を通じてしかやりとりできす、溝があると示唆していた。これにCHAGEは「彼が理由に挙げていることにここで意見することはありません」と反論は避けつつ、約1カ月前に2度、2人での面会を申し入れたことや、手書きの手紙を渡したとした。その上で今月23日、ASKAから脱退を告げる書面が届いたと明かした。

 CHAGEに近い関係者によると、09年にユニットが無期限活動休止して以降「再始動を望むファンの声はいまだに多い」という。CHAGEはファンに応えるべく、再始動の意思を持ち続けていた。

 昨年9月、ASKAの執行猶予が明けてから再始動の打診を本格化させたが「ASKAは一度も合意せず、スタートラインにすら立てないままだった」と同関係者。7月にCHAGEが女性誌の取材にチャゲアスの今後について、ASKAの合意がない中で言及し2人の亀裂は決定的となったとされるが「CHAGEさんとしては膠着(こうちゃく)した状況を打開したい思いだった」(同関係者)という。

 それでも別の関係者によると「CHAGEさんは今も、再始動を諦めていない」。09年の活動休止時、解散を主張するASKAを止めたのはCHAGE。14年にASKAが逮捕、有罪判決を受けても待ち続けた。

 ASKAは昨年7月のスポニチ本紙インタビューで「解散しておけばいつでも復活できる」と語っており、音楽関係者は「チャゲアスを一度、ゼロにリセットすることでASKAさんのわだかまりも消えれば再び道が交わる望みはある」と話している。

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