天海祐希　テレビ東京に初出演「バイプレイヤーズ」最終回も“奇跡”

「バイプレイヤーズ〜もしも６人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」の最終回にゲスト出演、テレビ東京の番組に初出演する天海祐希（Ｃ）「バイプレイヤーズ」製作委員会
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　宝塚歌劇団時代を含めて約３０年のキャリアを誇る女優の天海祐希（４９）がテレビ東京に初出演することが２２日、分かった。日本映画界に不可欠な名脇役６人による夢の共演で反響を呼ぶ「バイプレイヤーズ〜もしも６人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」（金曜深夜０・１２）の最終回（第１２話）（３１日放送）にゲスト出演。天海が志願し、別作品で共演した遠藤憲一（５５）が仲を取り持った。同局の濱谷晃一プロデューサーも「撮影当日までドッキリなんじゃないか」と驚きと不安を抱えながら「天海祐希さんがテレビ東京に出演してくださり、しかも、それが深夜ドラマのゲストだなんて…この贅沢な奇跡に感謝しております」と喜んでいる。

　天海のテレ東への出演は、ドラマはもちろん、バラエティーも含めて今回が初となる。第１話の役所広司（６１）から毎回の豪華ゲストも話題。濱名氏は中盤のゲスト発表の際に「キャスティングが豪華すぎて、予算は既に底をつきかけておりますが…」と、うれしい悲鳴を上げたが、天海が大トリとして華を添える。

　遠藤、大杉漣（６５）田口トモロヲ（５９）寺島進（５３）松重豊（５４）光石研（５５）＝アイウエオ順＝の６人が“主演”。全員が本人役を演じ、共同生活を送るというストーリーの異色作。１０年前に撮影が頓挫した映画「バイプレイヤーズ」をめぐり、物語は大詰めを迎える中、天海はキーマンとして登場する。

　天海と遠藤は昨年１０月クールのフジテレビ「Ｃｈｅｆ〜三ツ星の給食〜」で共演。濱谷氏によると、遠藤が「バイプレイヤーズ」の衣装合わせの際に「天海さんが『バイプレイヤーズ』出たいって言ってたから、事務所に連絡してみてよ」と話したのがきっかけ。濱谷氏は「最初『アマミさん…？』と、天海祐希さんのことだと理解するまでに時間がかかってしまいました。だってテレ東ですから。撮影当日までドッキリなんじゃないかなと不安に思いつつ現場に臨みましたが、本当に天海さんが楽しそうに６人のバイプレイヤーズとお芝居をしている姿を見て感動してしまいました」と振り返った。

　天海も「１番組に１人いてくださっても心強い役者さんたちと、いっぺんに６人ご一緒できるなんて夢のようです」と感激の様子。「田口さんとの共演は今回が初めてだったのですが、他の方々とは何度も作品でご一緒させていただいていて、力もあり、とても頼りになる先輩方です。６人が揃っている様は壮観で、とても楽しませていただきました。私はこのドラマをずっと見ていたので本当に素敵な経験でした。また、ご一緒させていただけたら、うれしいです」と貴重な撮影になったことを明かした。