万博全国委にダウンタウン 知名度生かし機運醸成へ 25年大阪誘致目指す

[ 2017年3月23日 22:31 ]

「ダウンタウン」の松本人志(左)と浜田雅功
Photo By 共同

 大阪府が誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の全国誘致委員会に、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志と浜田雅功が参加することが23日、関係者への取材で分かった。東京都内で27日に開かれる全国委の発足式に2人も出席する方向で調整している。ともに兵庫県尼崎市出身で、知名度を生かし国内機運を盛り上げてほしいとの期待がある。

 全国委は、国内外でのプロモーション活動などを担う。トップには経団連の榊原定征会長の就任が内定し、大阪府の松井一郎知事や関西経済3団体のトップらも副会長として参加。「オールジャパンの体制」(松井氏)を敷く。

 25年万博にはフランスのパリも立候補を表明し、強力なライバルとみられている。誘致には国内の機運醸成が不可欠だが、松井氏は「まだまだ」と指摘していた。ダウンタウンには「盛り上げ役」が期待され、会員制交流サイト(SNS)やPRイベントを通じた広報活動を担うとみられる。

 政府は13日に、会場を大阪市の人工島・夢洲とし、テーマに「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げた万博の構想案を取りまとめた。閣議決定を経て、5月までにパリに本部のある博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る方針。

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2017年3月23日のニュース