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勝手に算出!サウジアラビア国王ご一行様のツアー料金

アラビア風キャベツサラダ
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 【笠原然朗の舌先三寸】サウジアラビアのサルマン国王が3月12日、羽田空港着の特別機で来日した。

 王子10人や閣僚、企業関係者、随行スタッフなどご一行様の総勢は1000人ともいわれる。滞在は15日まで3泊4日。サウジ国王の来日は、1971年のファイサル国王以来、46年ぶりとなる。

 「サウジ特需」到来!と秋葉原などは色めきたっていたようだが、思ったほど買い物をせず離日したようだ。

 それにしてもわれわれの想像をはるかに超えた団体の規模である。いったいどれだけ日本にお金を使ってくれたのか?私なりに算出してみた。

 来日した人数からして公式に発表されておらず、宿泊ホテルも不明。きれぎれの情報を貼り合わせてみる。

 (1)来日人数 1000人以上。

 (2)宿泊 都内の高級ホテル1200室を予約(1000室という説もある)

 (3)飛行機 特別機など40機に分乗。

 (4)移動 ハイヤー500台を使用した。

 私が確認できた情報はこれくらい。

 ツアー料金を算出するにあたり、まず(1)については一応、1000人とした。

 (2)は(1)に準じて1000室と推定。問題は都内のどこのホテルに宿泊したか?

 国王をはじめ、王子、閣僚は都内にある高級ホテルでもっとも高価なスイートルームに宿泊したはずだ。

 以下は電話取材、各ホテルのホームページで確認した主なホテルの最上級スイートルームの広さと値段。

 (1)ホテル ザ・リッツカールトン東京 「リッツカールトンスイート」(307平方メートル)200万円。

 (2)ザ・ペニンシュラ東京 「ペニンシュラスイート」(347平方メートル)250万円。

 (3)シャングリ・ラホテル東京 「プレデンシャルスイート」(269平方メートル)200万円。

 (4)フォーシーズンズ丸の内東京 チェアマンズスイート(160平方メートル)40〜45万円。

 (5)ホテル オークラ東京 プレデンシャルスイート(231平方メートル)41万4000円。

 (6)グランドハイアット東京 プレデンシャルスイート(260平方メートル)100万円。

 サウジご一行様1000人を勝手に3つのランクにわけてグループ分けした。

 A…国王ら王族、閣僚、企業関係のVIP 30人

 B…そのほかの準VIP 100人

 C…随行スタッフ 870人

 Aグループの人は、平均150万円のスイートルームに3泊したと仮定して宿泊費は合計1億3500万円。

 Bグループは平均20万円の部屋で、合計6000万円。

 Cグループは、グループ内での待遇差も考慮して平均5万円の部屋で、合計1億3050万円。

 A、B、C合計で実に3泊3億2550万円。

 次に飛行機。羽田空港を利用した場合、着陸、停留、手荷物取り扱い使用料など1機あたりいくら…とお金がかかる。

 機種ごとに異なるが1機およそ70万円。40機で2800万円。

 移動のハイヤーは、スポット利用で貸し切りにしたと推察される。空港からホテル、ほかの場所への移動で1日15時間はチャーターしたと仮定。各ハイヤー会社がホームページなどで公開している情報をもとに1台10万円と算出。500台を3日間(1日目と最終日は合計で1日と算出)で1億5000万円。

 以上のことから「アゴ、アシ、マクラ」の「アシ(移動)」と「マクラ(宿泊)」だけで合わせて、5億300万円。

 「アゴ(食事)」は、料理人を随行したという話もあるが、一部ではレストランなどを利用したはずだ。

 これらをもとにサウジご一行様のツアー料金は、日本国内だけで「6億円」と推定した。この金額が意味するものは?

 団体割引で1泊1人6000円の部屋に宿泊し、貸し切りバスで都内をめぐる格安ツアーのツアー料金が3万円と仮定すると、「1000人6億円」のツアー料金は、2万人分の格安ツアー料金に匹敵する。

 アラブの王族は500人、1000人規模で旅するのが常識とされる。今回、サウジの国王は46年ぶりの来日だそうだが、次まで約半世紀という時を経たのは、日本に彼らが泊まれる高級ホテルが少なかったのも理由の1つのような気がする。

 世界にはレジャーだけで年間100万ドル(約1億円)を使える富裕層が約10万人いると言われる。そういう人たちはきっと1万円札を100円玉のように使えるのだろう。

 昨年、日本を訪れた外国人観光客は2400万人。政府は今後、4000万人の来日を目標に「観光立国」を目指すとしている。

 「量よりも質」という言葉がある。日本が観光分野で欧州各国などに比べて富裕層取り込みに後れを取っているように思う。海外から格安ツアーで日本訪れ、日本の魅力を知っていただくことはとてもありがたいことだ。さらにアラブご一行様のように散財能力「百人力」の富裕層が多く来るようになって初めて実現できる「観光立国」だろう。

 富裕層取り込みのめに、ホテルのスイートルームもそうだが、彼(彼女)たちが高いお金を払う「付加価値」を創出することがあらゆる観光シーンで求められる。

 簡単に言うと、サウジのご一行様のようなケタ違いの富裕層に「滞在中、何をしていただくか」ということだ。

 これはサウジご一行様が次に来日するまでの日本の観光業界に与えられた宿題。半世紀後では遅すぎる。(専門委員)

 ◎アラビア風キャベツサラダ

 中東の料理で使われる最もポピュラーな香辛料は「クミン」。今回はこれに「クミンシード」を加えてさっぱりと。

 (1)キャベツをザク切り。芯はこまかく刻む。

 (2)沸騰した湯に(1)を入れ、再沸騰したら火を止め、ザルにあけて自然に冷ます。

 (3)ボウルに酢(米酢)、砂糖、塩、クミン、クミンシードを入れてよく混ぜ合わせる。

 (4)(3)に(2)を入れて、手でよくあえ、ラップをして冷蔵庫へ。2時間ぐらいで味がなじんだ頃に食べられる。

 ◆笠原 然朗(かさはら・ぜんろう)1963年、東京都生まれ。身長1メートル78、体重92キロ。趣味は食べ歩きと料理。

[ 2017年3月23日 08:40 ]

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