瑛太、バカでスケベな人情探偵 「ハロー張りネズミ」連ドラ化

[ 2017年3月23日 05:30 ]

7月期のTBSドラマ「ハロー張りネズミ」に、探偵の七瀬五郎役で主演する瑛太。舞台となる探偵事務所での撮影がスタート
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 80年代の名作漫画「ハロー張りネズミ」が、俳優・瑛太(34)の主演で連続ドラマ化される。TBSで7月期の金曜午後10時枠で放送。「モテキ」「バクマン。」などの作品で知られる大根仁監督が脚本、演出を担当する。

 「島耕作」シリーズの漫画家・弘兼憲史氏が、83〜89年に「週刊ヤングマガジン」で連載した探偵モノ。東京都板橋区下赤塚の「あかつか探偵事務所」に舞い込む依頼に、主人公・七瀬五郎(通称・ハリネズミ)と仲間たちが挑む物語。1話完結型で、特徴は幅広いエピソード。人情モノ、殺人ミステリー、ホラー、果ては徳川埋蔵金を巡る話もある。大根監督は「毎回ジャンルの異なるドラマで、ビックリ箱のような作品。21世紀の“探偵物語”や“傷だらけの天使”になる」と自信を見せた。

 瑛太が演じる五郎は、事件への嗅覚と抜群の行動力を持った探偵。人情に厚くバカでスケベな男だ。大根監督が「僕はキャラクターを造形する際に、演じる役者の人格を反映させる。瑛ちゃんの素の部分を、バカでスケベといった部分で肉付けした」と明かすと、瑛太は「異論はないです。キャラクターに共感してます」とニヤリ。2人はドラマ「まほろ駅前番外地」で仕事を共にしており、息はピッタリだ。

 実際の下赤塚に探偵事務所のセットを作り、撮影がスタート。瑛太は板橋区出身で、地元での撮影となる。土地柄を知っているだけに「若いヤンチャな子たちが、撮影の邪魔をしなければいいなと切に願ってます」と冗談めかしながら、「今の若い子が見て“登場人物がカッコいい”、“その世界に入り込みたい”と思うものを目指したい。僕は冒頭から飛ばしていく」と気合十分だ。

 豪華な共演陣も見どころの一つ。五郎と関わる謎の美女・蘭子を深田恭子(34)、相棒の探偵・木暮久作を「V6」の森田剛(38)、探偵事務所所長を山口智子(52)が演じる。

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