BPOが審議入りを検討へ 関西テレビの「スーパーニュース…」

[ 2013年4月8日 21:58 ]

 関西テレビ(大阪市)が報道番組で内部告発者の証言を報じた際、別人の映像を使った問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会がこの放送を審議対象とするかどうか、12日に開く同委員会で検討することが8日、関係者への取材で分かった。

 番組は昨年11月30日に関西ローカルで放送した「スーパーニュースアンカー」。大阪市職員の兼業の実態を扱ったが、証言者に撮影を断られ、スタッフの後ろ姿の映像にモザイクを掛け、声を変えた本物のインタビュー音声とともに放送した。

 関西テレビは「捏造ややらせには当たらないが、不適切な映像表現だった」として、今年3月に番組内で謝罪した。

 同委員会は、この放送が民放連の報道指針から逸脱した可能性があるとみて議論するという。

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2013年4月8日のニュース