木本さんがウィーン国立歌劇場バレエ団ソリスト 初の日本人男性

[ 2013年4月8日 21:56 ]

 世界的に知られるオーストリアのウィーン国立歌劇場は8日、歌劇場バレエ団所属の木本全優さん(25)=兵庫県姫路市出身=が7日、ソリストに昇格したと発表した。同バレエ団の日本人男性のソリストは初めて。

 ソリストは第1ソリストに次ぐ地位。同バレエ団には第1ソリストを含め9人の男性ソリストがいる。木本さんは5日からのバレエ「ラ・シルフィード」で、結婚式の前に、森の妖精に引かれていく農民ジェームズ役を見事に演じきっていた。

 木本さんは姫路市の中田バレエシアターやパリの国立高等音楽院で学んだ後、ドイツ・ドレスデンの歌劇場を経て、ウィーン国立歌劇場に入団。2011年から準ソリストを務めていた。

 女性では昨年10月、橋本清香さん(28)=兵庫県西宮市出身=が2人目の日本人ソリストに昇格した。(共同)

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