中日・中田「4番・一塁」デビュー　きょう広島戦「積極的にやれたらいい」

中日・中田

　「竜の中田翔」が4番デビューだ。中日・中田がオープン戦初戦となる、きょう23日の広島戦（北谷）に「4番・一塁」で先発出場することが決まった。

　「守りも就く。シート打撃と変わらず、積極的にやれたらいい。あとは、つまらないケガをしないように」

　新天地で迎えるプロ17年目を見据え、中田は表情を引き締めた。志願の出場だ。立浪監督は当初、中田の起用について、あす24日の楽天戦（北谷）を想定していたが、中田が初陣出場を直訴して前倒し。指揮官は「本人が（23日に）出ると言うので、その意気込みを買って。問題なくきている。4番・一塁でいきます」と明かした。

　16日に腰の張りで別メニューとなったが、17日に全体練習に復帰。初の実戦形式だった20日のシート打撃で涌井と1打席対戦し、初球を左前打としており調整は順調。日本ハム時代の16年にはリーグ優勝と日本一に貢献するなど、打点王のタイトルを3度獲得した打棒に期待がかかる。

　23日から北谷でオープン戦3連戦が組まれており、この日を全体練習最終日としてキャンプを打ち上げた。「やりたいことはやれた。バットを振る量も思ったより、できた」と中田。2年連続最下位からの逆襲へ、立浪竜の新主砲が総仕上げにかかる。　
　（湯澤　涼）